「オンラインサロン」って実際何をするところ?

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ネモ・ロバーツ

写真家&ライター&日常系ミニマリスト。 広告制作・編集と撮影の仕事を経て渡英。ロンドンをベースにアーティスト活動を行う。 『レス・イズ・モア 夢見るミニマリストでいこう。』『ロンドンでしたい100のこと』(共著)を出版。 ロンドンを拠点に展覧会もやっています。


オンラインサロンってなんだか怪しい?それとも楽しい?何ができるの?

今年こそ新しい趣味や活動に挑戦してみたいのに、

外出もままならない日々が続きます。

今回は外出なしでも楽しめるコミュニティ、

オンラインサロンの魅力を紹介していきます。

 

噂の「オンラインサロン」って何?

最近よく聞くオンラインサロン。

オンラインで何かをするところ…というのは分かるけど、

いまいちイメージがつかめていない人も多いのではないでしょうか。

 

サロンという言葉は応接室や客間など人が集まる場を指すフランス語。

昔のヨーロッパでは貴族の館に文化人、学者、作家らが招かれて

交流を深め、そこでの活動が文化や政治、科学の発展に貢献した

ともいわれます。

 

もちろん現在のサロンはもっとカジュアル。

同じ趣味や興味を持つ人が集まり教え合ったり、

友人を作ったりする一般的なサークル活動や勉強会、

セミナーなどもサロンの一種です。

何か目的を持った人の集まり自体が「サロン」と呼ばれるように

なっています。

 

そしてこの場をよりアクセスしやすいオンラインに移して生まれた

バーチャルなコミュニティが「オンラインサロン」です。

  • 同じ趣味を持つ人に会いたい
  • 何かにチャレンジしたい
  • スキルや知識を身につけたい

と思ったら、その場で自分に合ったサロンを見つけて参加することができます。

 

交流の場がネット上になることで、住む場所にとらわれず

共通の興味を持つ人が集まることができ、

イベント会場や待ち合わせ場所に出かけなくても参加できるので

時間がない人にも便利です。

 

パンデミックの影響で外出しにくくなった昨今では、

習いごとや友だち作りの場としてさらに進化しています。

 

オンラインサロンに入会すると、グループによって内容はことなりますが

  • Zoomのイベントや講習会に参加
  • Facebookなどのソーシャルメディアのメンバー限定グループでレッスンや情報のアップデートを受け取る
  • イベントに参加(オンライン・オフライン)
  • メンバーとの交流(オンライン・オフライン)

といった活動ができるようになります。

 

どんなタイプがある?

オンラインサロンは大きく4つのタイプに分かれています。

 

ファンクラブ型

有名タレントなど著名人が主催のサロン。

ふだんの生活では接点を持ちにくい有名人とオンラインで交流できる

等の特典がある。

 

習いごと型

カルチャーセンター、セミナー受講に近いサロン。

美容や趣味から金融やビジネスまで、初心者向けから

専門性の高いトピックまでを学ぶことができ、

同じ興味を持つ人たちとつながることができる。

大学教授主催など学問性の高い分野もあり。

 

プロジェクト型

著名ビジネスマンや作家、特定分野の専門家が主催する勉強型サロン。

サロン内部で生まれた企画や目標をメンバー同士が力を出し合って

実現していくことが多い。

 

コミュニティ型

サークル活動のように、同じ趣味や情熱を持つ人たちが交流できるサロン。

アウトドアイベント、飲み会などオフラインの交流も多く横のつながりが中心。

クラウドファンディング的な要素も強い。

 

これらのタイプはくっきり分かれている訳ではなく、

  • 子育て支援サロンで最新の育児情報を学びながら、孤立しがちなママ同士がつながる
  • 有名人のファンがメンバー同士で力を出し合いファン・イベントなど共同プロジェクトを実現させる

といったようにいくつかのタイプを兼ね備えていることもあります。

 

また、他メンバーと積極的に絡むのが苦手な人でも、

観客のスタンスでいろいろ刺激を受け、

そこで身につけた知識を実生活に生かすなど、

それぞれに合った形で参加することができるのです。

 

オンラインサロンのメリットとデメリット

年齢を重ねると仕事やご近所付き合い以外での

新しい交友関係を作りにくくなってしまうもの。

 

オンラインサロンのメリットは、なんといっても同じ価値観や

趣味を持つ人たちと出会えることです。

そして主催者やメンバーとの交流が新しい友人関係や仕事、

人生の転機につながることもあります。

1人ではなかなかできないことを実現するチャンスも生まれます。

 

有料でクローズされたコミュニティのため、

サロンによってはスポンサーに左右されないリアルな情報が手に入りやすい、

専門家から最新の情報を手に入れやすいといった利点もあります。

 

「お金を払ってでも入りたい」という人が集まるコミュニティなので、

メンバーの熱量も高め。

活動的なコミュニティが生まれていることも多く、

アンチコメントなどのネット荒しが少ないことも特長です。

 

デメリットは、クローズされたグループゆえに、

実際に入ってみるまでその実態がつかみにくいこと。

これが「オンラインサロンは怪しい」と言われてしまう

最大の理由でもあります。

 

少数ではありますが悪質なビジネスをしているサロンも確かに存在するもの。

入る前に、主催者の情報やサロン自体のレビューや評判を

一度リサーチしてみることをおすすめします。

 

いくらかかるの?

気になるサロン会費ですが、月額制のところが多く相場は1000円〜1万円程度。

サロンによっては数百円から参加できるものもあります。

 

ビジネス系や専門性が高いジャンルほど、会費が高くなる傾向はありますが、

ほとんどはお茶会や飲み会に参加する程度の額。

初月は無料というサロンもあります。

また参加費用の一部が災害地支援などチャリティーに活用されている

場合もあります。

 

まずは一度試してみて、合わなかったら他のサロンをのぞいてみる。

もっと気軽に利用をしてもよいのではないでしょうか。

 

はじめてみよう

 有名人や、自分が興味を持っている人がサロンオーナーの場合は

ネット検索ですぐ見つかりますが、どれに入ったらいいか分からない

という人は、オンンラインサロンの検索ができるウェブサービス

「オンラインサロンプラットフォーム」をのぞいてみるのもおすすめです。

 

勉強、美容、スキルアップ、旅、食、映画、アニメ、スポーツ、

アート、占い、副業…

などびっくりするほど沢山のサロンが見つかります。

 

プラットフォーム一例

 キャンプファイヤー

 国内最大のクラウドファンディング・プラットフォーム主催の、

コミュニティ色豊かなセレクション。「こんなことができるの?」

という面白い企画に参加してみたい、そんな好奇心のある方にオススメ。

 

A-portオンラインサロン

朝日新聞社が運営するオンラインサロンプラットフォーム

こちらもクラウドファンディングのプラットフォームと

セットになっています。学びたい方にも、趣味を深めたい方にもおすすめ。

 

フェリシモ・コミュニティ・スクエア

趣味の習い事をさがしているならこちらもおすすめ。

1回ごとのレッスン形式のサロンが多く、初心者にも始めやすいセレクト。

 

もし自分のスキルや経験を生かしてみたい、何かを教えたい、

ある企画を実現させたいという人は、

これらのプラットフォームを利用して、

自分のオンラインサロンを立ち上げることもできます。

自分自身がサロンオーナーになってコミュニティ作りや

夢を達成してみるのも素敵ですね。

 

大人のクラブ活動を楽しもう

 何かを「学ぶ」だけでなく「応援する」「つながる」

「アイデアを実現」「教える」など様々な利用ができる

オンラインサロン。

 

様々なサービスがどんどんオンライン化されていく

デジタルの恩恵をフルに活用し、新しい仲間と日常とは少し離れた体験を

楽しんでみてはいかがでしょうか。


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1 個のコメント

  • コロナ禍で劇団公演を延期又は中止が相継ぎ、今では入団している大型劇団も休団状態。自分が主宰する劇団も仕事、引っ越し等々の理由から役者が居なくなり、現在は自分だけの個人パフォーマンス依頼を続けています。ワークショップして団員を集め芝居をやりたいのだが稽古場の問題や金銭的な事でなかなか難しい。1人ワンコインで何とか進めて同じ趣味や同じ感性の方々と繋がり各地で少数の会員と芝居の楽しみを味わって貰いたい。又台本の作成や種々の趣味を披露する場にもしたいと思う。

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