一口に青汁といっても、数多くのメーカーが多種類の青汁を販売しているので、どれを選んでよいのか迷うところです。
実は青汁にはさまざまな原料が含まれていて、成分表示を見ないで購入すると、効果がでないばかりか、身体に負担をかけてしまうことがあります。
また、科学的根拠が検証されていないものが多く、国が認めるトクホ(特定保健用食品)の青汁であれば安心できるといわれています。
そこで、どのような青汁を選んだらよいのかご紹介します。
青汁の歴史
青汁の起源は1943年頃、第二次世界大戦で食べ物不足で栄養のあるものがあまりなかった頃、栄養価の高いケールが注目され、青汁が作られたといわれています。
実際にケールの苦さで、あまり普及しませんでした。
しかし、近年の健康ブームで甘い青汁が作られるようになってから人気がでています。
色々あるトクホ(特定保健用食品)の種類!
トクホ(特保)とは特定保健用食品のことで、厚生労働省が平成13年に定めました。
表示方法には特定保健用食品(疾病リスク低減表示)・特定保健用食品(規格基準型)・条件付き特定保健用食品があります。
現在消費者庁に移行していますが、それぞれのトクホは以下のようになっています。
特定保健用食品(トクホ)
消費者庁において有効性と安全性が許可されたもの
特定保健用食品(疾病リスク低減表示)
特定の病気のリスクを軽減できる表示が認められたもの
特定保健用食品(規格基準型)
エビデンスがしっかりと示されたもので、消費者庁が資格を審査したもの
条件付き特定保健用食品
しっかりとしたエビデンスが示されないが、限定的なエビデンスがあることを表示したもの
トクホでも過度の期待は禁物
トクホの青汁にはすべての栄養素が含まれ、トクホの青汁を飲んでいれば健康や美容が得られるというものではありません。
国が一定の健康維持や増進に役立つと認めたもので、他の青汁よりは安心できます。
薬のようにエビデンスはきちんとしていますが、薬とは違うので過度の期待は禁物です。
また、トクホの商品でも利用方法が間違っていると、
効果が期待できないだけでなく、健康を損なうこともあります。
そこで必ず使用上の注意を守ることが大切。
薬でないので副作用がないといわれる方がいますが、
薬のように量が多くなく、効果も期待できないが副作用もないと考えるほうが正しいです。
当然量が増えれば薬と同じように副作用も出てきます。
消費者庁が認可しているトクホの青汁
トクホ商品で現在青汁の認可を得ているものは、東洋新薬が80%以上を占めています。
その他の企業の青汁は、小林製薬4件他企業が9件ほどあります。
トクホに関して東洋新薬の製品がほぼ認可されていますが、
トクホ食品だから絶対安心というものでもありません。
ただ、エビデンスがしっかりしているので、他の青汁よりは安心でき、
そういう意味で効果が期待できるということです。
青汁を飲むときの注意
青汁を飲むときの注意は、まず自分の身体にあっているか確認しましょう。
アレルギーの原因物質の確認
セリ科やアブラナ科、キトサン(海老・カニ・甲羅など)などが含まれている製品があるので、
アレルギーを持っている人は、アレルギー原因物質が含まれていないか事前に確認が必要。
他の薬との影響に注意
薬を飲んでいる人は、医師に必ず相談をしましょう。
青汁に含まれているビタミンKとワーファリンなどは副作用が出る可能性があり。
栄養成分の相互作用に注意
青汁に含まれる、コラーゲンやヒアルロン酸などさまざまな栄養成分は、
相互作用が不透明でエビデンスが確立されていません。
ですのでそれぞれの栄養成分が作用しあうと身体への負担が多くなる場合があります。
成分量の記載があるものを選ぶ
青汁の成分量が書いてあるものや、書いていなくてもお客様相談室で成分量を確かめられるものがよいです。
成分量が書かれていない青汁は、効果が期待できない可能性があるので注意。
自分にあった青汁選びがおすすめ
多くの製品が販売されている青汁ですが、科学的根拠がないものが多いので、
自分の身体にあった製品を見つけることが大切です。
また、多量に特定の栄養素だけをとりいれることは、かえって身体への負担をもたらします。
バランスを考え、容量を守って飲むことが大切です。
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