テレワークに効果的! | 仕事の効率を上げるためのモーニングルーティン

この記事をかいた人

さより

フリーライター。 ブログ歴14年。 女性向けWebサイトを中心に、健康や美容、恋愛などの記事を執筆。 現在はライフスタイル、FXなど幅広いジャンルを執筆中。 好奇心旺盛で多趣味。 プライベートでエッセイと4コマ漫画連載中、夫とゲームアプリ開発中。


自宅で仕事をする場合「通勤時間がない」「メイクしなくてもいい」など楽な反面、

「プライベートとメリハリをつけるのが難しい」「ダラダラしてしまう」

といった悩みも見受けられます。

 

会社に出勤すると、周囲から見られることである種の強制力が働きます。

しかし、自宅だとそうはいかず、なかなか集中力が続かない人もいるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、モーニングルーティンです。

朝に決まったルーティン(習慣)を行うと、仕事を進めやすくなります。

 

テレワークにも効果的で、仕事の効率アップにもおすすめのモーニングルーティンを

ご紹介します。

 

行動の45%は習慣で成り立っている!よい習慣を始めよう

デューク大学の研究によると、人間の行動のうち約45%は習慣で成り立っているそう。

脳が何も考えず、省エネで働くために、人間の行動パターンはある程度自動化されていて、

頭で意識しなくて済むように、行動を習慣にしているのです。

 

また、古代ギリシャの哲学者であるアリストテレスは、次のような言葉を残しています。

『人は習慣によって作られる。

優れた結果は、一時的な行動ではなく習慣から生まれる。』

 

つまり、「仕事でよい結果を出したい」と考えているなら、よい習慣を作り、

よい循環を生み出すことが大切です。習慣になれば、頭で考える必要がありません。

やる気に頼ることなく、よい結果につなげられます。

 

モーニングルーティンを決めて習慣として日常に組み込み、好循環を作りましょう。

 

「意識が低い」人にこそモーニングルーティンがおすすめ

近年、YouTubeでモーニングルーティンの動画が多数アップされています。

朝からヨガをしたり、土鍋でご飯を炊いたりしていることから、

「モーニングルーティンは“意識高い系”の人が行なうもの」と思う人もいるでしょう。

しかし、むしろ「意識が低い」と自覚している人にこそ、モーニングルーティンは

おすすめ。

 

面倒くさがりで朝が苦手でも、顔を洗う・歯を磨く・ご飯を食べるなど、

朝やることはある程度決まっていると思います。

モーニングルーティンでは同じように、朝やることを事前に決めます。

朝の行動を決めたら、後は決めた通りに進めるだけです。

余計なことを考えなくて済むので、意識が低い人にこそモーニングルーティンは向いて

います。

 

ハードルが高いことをする必要はありません。自分にできそうなことを

モーニングルーティンに組み込み、少しずつ体を慣らしましょう。

 

仕事の効率を上げるモーニングルーティン

モーニングルーティンを決めると、朝の時間がスムーズに進みます。

これからご紹介するのはテレワークにおすすめの、仕事の効率を上げる

モーニングルーティンです。

朝の時間を有効活用し、効率よく仕事を進めましょう。

 

体を動かす

筑波大学と食品総合研究所の共同研究グループにより、

「中強度の運動は、自分の注意や行動をコントロールする能力をアップさせる」

という結果が報告されました。

 

重要な判断をくだす際、脳の前頭前野の動きが活発になるといわれています。

中強度の運動は前頭前野の血流を増加させ、認知機能や判断力が向上すると研究で

実証されたのです。

 

また、朝に運動して脳の血流が増えると、目覚めたばかりの脳を活性化させる働きが

あります。

モーニングルーティンで体を動かせば、脳が活発に動き、仕事中の判断力もアップと、

メリットだらけです。

 

リフレッシュして仕事を始められるので、「朝は頭がぼーっとしている」という人こそ

体を動かしましょう。

中強度の運動とは軽いジョギング程度で、研究では自転車のペダルを10分間漕いでいました。

 

朝のジョギングやサイクリングが難しい人は、家事がおすすめです。

掃除や洗濯など、体を動かす家事をモーニングルーティンに取り入れてみてください。

 

身支度をする

テレワークのような在宅勤務では、「パジャマでも仕事できる」という人も

いるでしょう。

しかし、テレワークであっても、これまで通り、きちんと身支度することをおすすめ

します。服を着替え、メイクをして、ヘアスタイルも整えましょう。

 

身支度をすると、気持ちをオフからオンに切り替えやすくなります。

朝起きたら、まずは身支度をきちんと済ませましょう。

仕事用の服ではなく、テンションが上がるお気に入りの服を着るのもおすすめです。

 

To-Doリストを作る

MSNの調査によると、年収約1,900万円以上のアメリカ人の半数近くが1日の予定を

事前に立てるそう。

1日のTo-Doリストを作ることを、ぜひモーニングルーティンに取り入れましょう。

 

To-Doリストでは以下のように、1日でやることを書き出すのがおすすめです。

  • 仕事で行なうこと…会議、資料作りなど
  • スキマ時間にやること…読書、メールチェックなど
  • プライベートでやること…買い物、宅配便の受け取りなど

 

ポイントは、To-Doを7〜8割に抑えること。

2〜3割の余裕を残しておけば、もし急に仕事が来ても焦りません。

1日でやるべきことが明確になり、全部こなすように意識するとダラダラと過ごす時間が

減ります。

 

また、モーニングルーティンとしてTo-Doリストを作るうちに、

どれぐらいの作業を1日でこなせるのか、だんだん分かるようになるでしょう。

自分の仕事量を把握し、スケジュールを立てやすくなります。

 

「緊急ではない×重要なこと」をタスクに入れる

To-Doリストを作る際、「緊急ではない×重要なこと」を朝に行うタスクに入れましょう。

何が重要か、重要ではないかを見極めるために、やるべきことをすべて書き出し、

次の4つに分けます。

  1. 緊急×重要なこと
  2. 緊急ではない×重要なこと
  3. 緊急×重要ではないこと
  4. 緊急ではない×重要ではないこと

 

「緊急ではない×重要なこと」とは重要であるにもかかわらず、後回しにしがちなことです。

たとえば、次のようなことが挙げられます。

  • 来週提出する企画書の作成
  • 仕事に関する本を読む
  • ダイエットのために運動する

 

朝に重要なことを終わらせると達成感があり、自己肯定感もアップします。

1日の満足度が高まるので、仕事も前向きに取り組めるはずです。

 

気楽にできる仕事から取り組む

モーニングルーティンとして、「緊急ではない×重要なこと」を行う、

体を動かすなどお伝えしましたが、億劫な人もいますよね。

そんな人は気楽にできる、簡単な仕事から取り組みましょう。

以下はその一例です。

  • メールチェック
  • あまり頭を使わないリストアップ
  • 請求書の作成

 

一旦仕事を始めれば、そのまま次の仕事を進めやすくなります。

朝が苦手な人は、簡単な仕事から終わらせましょう。

気楽にできる仕事とはいえ、終わらせればやるべきタスクが減ります。

達成感にもつながる、おすすめのモーニングルーティンです。

 

仕事前に机を片付けるのも良いでしょう。

気楽にできることからスタートして、朝に弾みをつけましょう。

 

モーニングルーティンが仕事にもたらすよい影響

モーニングルーティンを決めて朝を過ごすと、1日の満足度が高まる、

判断力が向上するなどのメリットがあります。

他にも以下のように、仕事によい影響を与えてくれます。

 

行動が早くなる

To-Doリストを作り、書いたことを実行するまで、以下のような過程があります。

  • 「リストを作る」と決める
  • 1日にやることを決める
  • 何から行なうか決める

実に決めごとが多いと分かります。

 

モーニングルーティンでTo-Doリスト化を続けると、自分で物事を決める「決めグセ」が

身につきます。

決めグセを身につければ、何をやるのか・やらないのか判断する能力が高まり、

行動が早くなります。

判断力の精度もだんだん向上し、仕事全体に要する時間を短縮できるでしょう。

 

日中の集中力が高まる

プロアスリートの中には試合の本番前、自分を最高潮の状態にするためにルーティンを

決めている選手がいます。

モーニングルーティンも同様に、上手くいったものを繰り返せば自分によい暗示を

かけられます。

 

日中にダラダラせず、集中力を高められるでしょう。

人によって、自分に合うモーニングルーティンは異なります。

前述したモーニングルーティンすべてが苦にならない人もいれば、

1つしか取り入れられない人もいるでしょう。

 

もし「これを朝に行なうと日中に仕事を進めやすくなった」

というものが見つかったらモーニングルーティンとして定着させ、

波に乗る状況を意識的に作りましょう。

 

自己評価がアップする

モーニングルーティンは「自分で決めた約束ごと」ともいえます。

約束を破れば自己評価が下がり、仕事のやる気を失う場合もあるでしょう。

自分で決めたモーニングルーティンを継続して行なうと、自己評価が高まります。

 

「朝から仕事を終わらせた」「ジョギングが1週間続いている」という風に

自己評価が高まれば、自信にあふれます。

ポジティブ思考で仕事に臨め、やがてよい結果につながるでしょう。

自分だけではなく、他人からの評価も高まるはずです。

 

自己評価は、日本人に特に不足している自己肯定感にも深いつながりがあり、

実は見過ごされやすいですがとても大事な要素。

自己評価を高め、ポジティブな生活を送るきっかけにしてみてください。

 

まとめ

自宅で仕事をした経験がない人は、突然のテレワークで戸惑っているかと思います。

仕事とプライベートのメリハリをつけるのが困難で、ついダラダラ過ごす人も

いるでしょう。

 

人間の行動の約45%は習慣によるものといわれています。

モーニングルーティンでよい習慣を身につければ、物事がよい方向に進むかも。

 

テレワークは出勤時間がない分、早く仕事を終わらせれば自由時間が増えます。

仕事を効率よく進めるために、ぜひモーニングルーティンを取り入れてみてくださいね。

 

<参考文献>

習慣化コンサルタントに学ぶ、理想の人生の作り方(SCIENCE SHIFT)

悪習慣は続くのに良い習慣が続かない理由は「脳の仕組み」にあった!(DIAMOND online)

テレワークは朝1時間で9割決まる!生産性を上げてメリハリがつく「モーニングルーティン」のすすめ(日本実業出版社)

収入レベルで大きな違い、アメリカ人の朝のルーティン(BUSINESS INSIDER)

在宅勤務のモチベアップ!朝美人さんが実践する「モーニングルーティン」5選(Peachy)

1日の働き方が劇的に変わる 朝イチTODOリスト活用(日経doors)

運動で頭スッキリ ー短時間の中強度運動が認知機能を向上させる脳内基盤を解明ー(筑波大学、食品総合研究所)

在宅勤務にありがちな「なまけ心」に打ち勝つ1−の科学的手法(BUSINESS INSIDER)

コロナで乱れた環境下でも、成果を最大に出せる「モーニングルーティン」とは(PRESIDENT WOMAN)


読み込み中...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です