買った服が飽きなくなるコツ|自分が本当に欲しいものを買おう

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作家、講演家、音楽家、心理学研究家、クリエイター、シンクロニシティ解読の提唱者。 著者累計発行部数48000部。英語科教員免許、日本語教師資格、剣道三段。名古屋外国語大学卒業。 「まぐまぐ」『Arcadia Rose 「 K 」のセルフカウンセリング&心理セラピスト講座 上級編』開講。 メルマガ:https://www.mag2.com/m/0001690397


私たちの身の周りにはたくさんのモノが存在しています。

しかし、その中には「飽きないモノ」と「飽きるモノ」があることに気づかされます。

 

購入した時点では、「確かに気に入ってたはずなのに……」、

少し時間がたつと「すっかり飽きてしまった……」なんて経験はありませんか。

出来ることならば、飽きないものを賢く購入していきたいですね。

 

じつは、飽きる、飽きないには、明確な理由があるのです。

その理由を知ることで、しっかりと「飽きないモノ」を選べるようになります。

今回は、心理カウンセラーである筆者が飽きないデザインを選ぶコツをご紹介します。

 

 

飽きない物とは|自分が一番好きだと感じるデザイン

飽きない物とはなにか。

それには、明確な理由が存在します。

それは「自分が一番好きだと感じるデザインの物」を選んだということです。

本当に「自分が一番好きなデザイン」を選べば、決して飽きることはありません。

 

でも、ちょっと不思議ではありませんか。

そもそも、「どうして『飽きるデザイン』のモノを買ってしまっているのでしょうか」、

ちょっと疑問ですよね。

 

「飽きるデザイン」のモノを、ついつい買ってしまう理由が判れば、

「飽きるデザイン」のモノを買わずに済むようになり、

「飽きないデザイン」を選べるようにもなります。

 それでは、まずは、「飽きるデザインの3つの理由」を見てみましょう。

 

飽きるデザインの3つの理由|せっかく買っても1度しか着ない服

新しい服を買っても全く着ないケースと、

ついつい同じ服ばかりを着てしまうケースがあります。

実際、私も経験があるのですが、飽きてしまうということは、

購入時に「自分が一番好きなデザインだから」という動機ではなく、

じつは別の動機で購入しています。

 

この「自分が一番好きなデザインだから」ではなく、

別の動機で購入することが「飽きるデザイン」となる原因なのです。

それでは、詳しく「どのような動機で選ぶと『飽きるデザイン』になるのか」見てみましょう。

 

人にすすめられて買った

 たとえば、洋服の試着をして、

店員さんから「とてもお似合いですよ」と言われ、

なんとなく「そうかな」と思って買った場合もそうです。

人に「お似合いですよ」と褒められると嬉しくもなり、

それで気に入ったような気になってしまいます。

 

また、「せっかく勧めてくれたので」と、

勧めてくれた「相手への遠慮や気遣い」の心理が働き、

購入する場合があります。

 

つまり、これは「自分が一番好きなデザイン」だからでなく、

「人に勧められたから」「相手への遠慮や気遣い」といった動機で購入しています。

このような動機で購入したモノは「飽きるデザイン」となる可能性が高くなります。

 

流行っているから買った

「今年の流行色はオレンジです」と、流行りの色のデザインを買ったものの……。

このような「流行という動機」で購入した場合も「飽きるデザイン」となりやすいです。

 

流行というものは「一過性」の為、とても飽きやすく、

さらには、流行が過ぎ去ってしまうと、

「ものすごく古いデザイン」と感じてしまいます。

 

そもそも「流行は仕掛け人によって、人為的に作られたもの」です。

ファッション業界などでで「来年の流行色はこの色」と決められ、

その情報をお金で買い、他メーカーに遅れを取らないように、

その決められた色の服を製造することで、流行が作られています。

 

つまり、「流行だから買う」ということは、

「仕掛け人が決めたデザインだから買う」、ということです。

この場合も、「自分が一番好きなデザイン」を選んでいないので、

時間が経つにつれて「飽きるデザイン」となる可能性が高くなります。

 

冒険心から買った

「人に勧められたデザインだから」「仕掛け人が決めたデザインだから」

といった動機で購入すると「飽きるデザイン」となります。

ところが、「自分自身の感覚で選んだ」にも関わらず、「飽きるデザイン」となるケースもあります。

それは、「冒険心から」の購入です。

 

「今まで着たことのないデザインに挑戦してみようかな」

「こんなデザイン、たまには冒険してみようかな」と、

この場合も本当に「自分が一番好きなデザイン」を選んでいるわけではありません。

 

もちろん、冒険してみた結果、それが「当たり」とても気に入り

「飽きないデザイン」になることもあります。

しかし、「ハズレ」となってしまった時には、

当然、「飽きるデザイン」となってしまうわけです。

 

飽きないデザインを簡単に選ぶ3つのコツ

「どうして『飽きるデザイン』のモノを買ってしまうのか」という、

ちょっと不思議な疑問も、これでスッキリ問題解消されました。

 

となると、次は「飽きないデザイン」のモノを選ぶには

どうしたらよいのか知りたくなります。

ついつい「飽きるデザイン」を選んでしまっているくらいですから、

これが意外と難しいわけですが、じつは、コツを理解しておけば、

簡単に「飽きないデザイン」を選べるようになります。

それでは、「飽きないデザイン」を選ぶコツをお伝えしましょう。

 

人の言葉に頼らず「自分の本音」で選ぶ

人の言葉に頼らず、「自分が一番好きなデザイン」を「自分の本音」で

しっかりと選ぶことで「飽きないデザイン」のモノを確実に選べるようになります。

『人の言葉に頼らず自分の本音で選ぶ』、これが「飽きないデザイン」のモノを選ぶ最大のコツです。

 

飽きるという状態は、後になって「それ、やっぱり好きじゃないよ」と

「自分の本音」が湧き出てきているわけです。

 

これは、「自分の本音」よりも、「人の言葉」を頼って

選んでしまったことが原因となり、このようなことが起こるわけです。

 

つまり、最初から「自分の本音」を優先し

「自分が一番好きなデザイン」を選べば、

「飽きないデザイン」を、簡単に選ぶことが出来るようになるわけです。

 

流行に流されず「自分らしさ」で選ぶ

世間には「流行」というものもありますが、

それよりも大切なのは「自分らしさ」です。

この「自分らしさ」を基準に選ぶことで、

「飽きないデザイン」のモノを確実に選べるようになります。

 

「自分らしさ」とは、「現在の自分」と「未来の自分」があります。

これは、「今の自分に似合うと感じる姿」

「将来、自分がこうありたいと望む理想の姿」ということです。

 

つまり、「自分らしさ」で選ぶとは、「自分で似合うと感じるデザイン」

「自分がこうありたいと望む理想の自分を表すデザイン」を選ぶということです。

そうすることで、「飽きないデザイン」を簡単に選ぶことが出来ます。

 

心にしっくりくるデザインを選ぶ

「自分の本音」で「自分らしさ」を基準に

「自分が一番好きなデザイン」を選ぶことが出来るようになりました。

ところが、ここで気になるのは、「本当にこの選択で正しいのだろうか」ということです。

 

本当に自分で上手く選べているのかどうか知りたい時に、

とてもよい方法があります。

それは、そのデザインが「心にしっくりくる」か、どうか確認してみるということです。

 

これは感覚的なことなので、「なんとなく、しっくりくる」といった感じで大丈夫です。

しっかり「自分の本音」で「自分らしさ」を基準に

「自分の一番好きなデザイン」を選らんだ後に、

最後の最後に「心にしっくりくる」か、確認してみてください。

 

これで「よし」と感じれば、さらに「飽きないデザイン」を簡単に選べるようになります。

 

飽きないデザインを選ぶことの3つの効果

アップル創業者のスティーブ・ジョブズの名言に

「デザインとは、単なる視覚や感覚のことではない。それがどうやって働くかだ」

というものがあります。

これは、デザインには、何らかの働きがあるということです。

じつは、「飽きないデザイン」を選ぶことで、様々な心理的効果があります。

 

心が落ち着く快適空間となる

「飽きないデザイン」のモノに囲まれて生活するということは、

心が落ち着く快適空間で暮らすこととなります。

「飽きないデザイン」とは「自分の本音」で「自分らしさ」を基準に選び、

「心にしっくりくる」「自分の一番好きなデザイン」である為、

自分自身の感性や心にとてもフィットします。

 

自分自身の波長に合うモノを選んでいるわけですから、

そのような「飽きないデザイン」のモノに囲まれた空間は、

自分にとって、とても心が落ち着き、快適な空間となります。

環境心理学でも、自分らしい空間が心理的安定をもたらすとレポートされています。

 

迷いの少ない人生となる

「飽きないデザイン」を選ぶということは、

「自分らしさ」や「自分の本音」を大切にします。

すると、「自分とはこうである」ということが、しっかりと確立されていきます。

これを、心理学では「アイデンティティの確立」と言います。

 

この「アイデンティティの確立」がしっかりしてくると、

これは「自分らしい」、これは「自分らしくない」ということが、

明確に判るようになります。

 

「自分とはこうである」ということが、しっかり確立されることで、

迷いの少ない人生となります。

 

やりたいことが明確な人生となる

「飽きないデザイン」を選ぶ習慣を身に着けると、

人生の迷いが少なくなっていくだけでなく、

それと同時に、自分のやりたいことも明確になってきます。

 

常に「自分が一番好きなものを選ぶ」ことを積み重ねていると、

当然、余計なものを選ぶことが減ってきます。

すると、自分のやりたいことを選択することが簡単になります。

 

人は余計なものが多い方に惹かれますが、

余計な選択肢が多ければ多いほど迷うことがレポートされています。

これを心理学では、「選択のパラドクス」と言います。

 

その意味でも、余計なものを減らし、

自分にフィットするものだけを選択することを心掛けることで、

「心が何を望んでいるか」「自分のやりたいことは何か」が明確になるわけです。

 

飽きないデザインを選ぶ意味とは ~理想の人生を生きる〜

自分が本当に一番好きなものを選ぶ

「飽きないデザイン」とは、

「自分が本当に一番好きなものを選ぶ」ということです。

もちろん、人生には自分が一番好きなものを選ぶことができない場面もあるかと思います。

それだけに、選べる場面では、なるべく一番好きなものを選ぶようにしていきたいものです。

 

この「自分が本当に一番好きなものを選ぶ」ということは、

自分の理想に正直になるということでもあります。

これは、人生においてとても大切なことです。

自分の理想に正直になることで、理想の人生がしっかりと見えてきます。

 

自分らしく生きる

「飽きないデザイン」とは、

自分の個性や感性を大切に、自分で選んだデザインです。

そして、それは「自分らしく生きる」ことに繋がってゆきます。

「自分らしく生きる」とは、自分自身を大切にすることです。

 

私たちの暮らす銀河系には1000兆個もの星があり、

そしてその外側にも、まだまだ宇宙は果てしなく続きます。

そのような広大な宇宙の中で、「あなたという個性は、1人だけ」なのです。

これはとても奇跡のようなステキなことですよね。

 

「飽きないデザイン」を選ぶことは、

そのような大切なあなたの個性や感性を大切にして

「自分らしく生きる」ことにも繋がるわけです。

 

人生の充実に繋がる

「飽きないデザイン」とは、自分としっかり向き合い選んだデザインです。

そして、「飽きないデザイン」を選ぶことを積み重ねてゆくことで、

「飽きないものは、自分で選べる」という意識に切り替わってきます。

 

この「自分で選ぶ」という意識は、とても大切です。

何事も「自分で選ぶ」ことが出来るという意識の人は、

自分で人生を選択していきていくことが出来ます。

つまり「充実した理想の人生」も「退屈した人生」も、

自分自身で選ぶことが出来るのです。

 

まとめ

「飽きないデザイン」とは、「自分の本音」で「自分らしさ」を基準に

「自分の一番好きなデザイン」を選んだ後に、

「心にしっくりくる」か、確認することで選ぶことが出来るようになります。

 

「飽きないデザイン」を選ぶことには、

自分の人生をより良くする為の様々な効果もあるのみならず、

とても楽しいことでもあります。

 

自分らしく充実したより良い人生を送る為にも、

ちょっと街へ繰り出し「飽きないデザイン」を探してみるのも、

よいかもしれませんね。

 

「飽きないデザイン」を通じて、あなたの人生が

より美しく彩ることを心より願っております。

 

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