ヘルシー食材の新常識!おすすめのジビエ肉4選

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川瀬ゆう

かわうそラブの30代ライター。コスメや健康食品の広告を中心に活動中です。食べることや文学、映画、アートが趣味。いつもお出かけしています。


狩猟で得た肉であるジビエ肉は、豚や牛、鳥といった家畜の肉とは違った魅力があります。

自然のなかで育まれた、野性味のあるおいしさが特徴です。

 

この記事では、数あるジビエ肉のなかでも、実際に食べてみて特においしかったものを、

ジビエ肉に馴染みなのない方向けと、ジビエ肉を食べ慣れている方向けに、それぞれご紹介します!

 

そもそもジビエ肉って何なの?

ジビエとは、フランス語で天然の野生鳥獣の食肉のこと。

ヨーロッパでは貴族のごちそうとして親しまれてきました。メジャーなものとしては、シカやイノシシがあげられます。

 

ジビエ肉の魅力は、牛肉や豚肉と比べて低脂肪・高たんぱくでミネラルも豊富とヘルシーで、野性的な旨みがあることです。

独特の臭いが苦手という人もいますが、腕の良い猟師がしとめ、優れた料理人が適切に調理すれば、家畜にはない独特のおいしさたっぷりの料理を楽しめます!

 

栄養バランスに優れた鹿肉は万人受けする優秀食材

まず紹介するのが鹿肉。

鹿肉は牛肉の味にも近い味とされていて、焼肉風や、ステーキ、煮込み料理など、

料理のバリエーションも豊富。

 

部位によって味の印象は様々で、モモ肉のたたきなどは、マグロに近い味で、

ハラミのステーキなどは牛肉に近く、うま味という部分では鹿肉の方が強い印象。

 

タンパク質や、鉄分、ビタミンB群、が豊富で、

冷え性予防などにもよいとされています。

最近注目されているのが、アミノ酸の一種である「アセチルカルニチン」で、

ストレス軽減や脳機能向上、また疲労回復の効果があるとされています。

 

ジビエ肉初心者におすすめの肉2選

ジビエ肉初心者には、臭いやクセが少ない肉がおすすめです。

私が実際に食べたジビエ肉のなかから、ヌートリアとハクビシンをご紹介します。

 

赤ワイン煮込みにぴったり|ヌートリア

ヌートリアは南米原産のげっ歯類で、外見は大きなネズミといったところです。

もともと日本には生息していない外来種なのですが、毛皮や食用として飼われていたものが野生化して、年々増え続けています。

畑を荒らしたり、堤防に穴を開けたりすることから害獣としてニュースに取り上げられることも。

 

そんなヌートリアですが、昔から中国ではジビエ肉として人気があります。

味は一般的には、イノシシに似ていると言われており、炒め物や揚げ物にされることが多いようです。

 

私は「ヌートリアの赤ワイン煮込み」を食べたのですが、びっくりするくらい柔らかく臭みも感じなかったです。

なんとなくネズミの仲間なので、固くて臭いイメージでしたが真逆でした。

クセもほとんどなく、まるで牛肉を食べているようでした。

 

その理由としてヌートリアは草食性の動物なので、臭いが少ないそう。

何も知らず食べたら、ジビエ肉であることすら気づかないレベルで食べやすいので、初めてジビエ肉を食べる人も安心してトライできます。

 

すき焼きがおすすめ|ハクビシン

ハクビシンはジャコウネコ科の動物で、体長は50~75㎝ほど。

タヌキのような可愛らしい顔立ちですが、畑や果樹園を荒らしたり、家の屋根裏に住み着いて糞尿の害をもたらしたりします。

 

ハクビシンの肉は食べた人の評判は非常によく、うさぎと豚の中間くらいの味だという意見も。

中国や東南アジアでは煮込み料理の材料として親しまれています。

 

実際にすき焼きにして食べましたが、クセはほとんどないのに、

噛めば噛むほど旨みが出て、ジビエらしいおいしさに大満足でした。

果実などを食べる草食性の動物なので、臭いはほぼ感じませんでした。

 

ちなみに2003年に中国産のハクビシンが、SARSの原因であると疑われたことがありますが、

その後ハクビシンが持っていた菌は、SARSとよく似た別の菌であると判明しました。

 

ジビエ肉通には熊がイチオシ

ジビエ肉を食べ慣れている人には熊肉がおすすめ。

日本で昔から、ジビエ肉として食べられてきた貴重な珍味です。

コラーゲンなどの栄養がたっぷりで身体を温める作用もあり、薬膳料理の材料などにも使われています。

また、熊の胆のうを乾燥させた「熊胆(ゆうたん)」は、飛鳥時代から消化器系の薬として用いられてきました。

 

雑食動物ということもあり、適切に処理をすれば匂いもあまり気になりません。

また、少量の肉でも旨みが出るので、よい出汁になります。

 

私が食べた「熊肉のロースト」は、適度なクセと歯ごたえがあり、噛めば噛むほどコクのある旨みが出ます。

ジューシーで野性味があって非常においしいです。

アルコール度数の高い焼酎との相性がよく、お酒が進みました。

ジビエらしいワイルドな味が魅力です。

 

ジビエってどこで食べられるの

ハンターの友人がいて、獲物の肉をもらうといったケースを除けば、ジビエ肉を出す料理店で食べるのが一般的です。

ジビエ肉ブームにより、東京都内を中心に店が増えているので気軽に食べに行けます。

ただし、ジビエ肉は野生のものなので、入荷状況は運しだいです。

お目当ての肉が置いていない場合も多いので、事前に電話で確認するとよいでしょう。

 

今回ご紹介したヌートリア、ハクビシン、熊以外にもおいしいジビエ肉はたくさんあります

色々試してお気に入りのジビエ肉を見つけて、新しい食の扉を開きましょう。


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