40代に入り、
「運動しても痩せなくなった」
「ポッコリお腹が気になる」
と悩む人は少なくありません。
しかし、運動や食事に気を配っても
太ってしまうことがあります。
太る原因の1つが「姿勢」。
姿勢を正すだけで、ポッコリお腹が解消する場合も！
そこで今回は、姿勢改善ダイエットをお伝えします。
新型コロナウイルスの影響により、運動不足の人も多いでしょう。
姿勢を正すだけのダイエットなので、どこでも簡単に始められますよ。
姿勢が悪いと太りやすい理由
なぜ姿勢が悪い人は太りやすいのか、理由を解説します。
思い当たる節がある人はこの機会に見直しましょう。
骨盤がゆがんでいる
姿勢が悪い人は、骨盤がゆがんでいる可能性が高いといえます。
骨盤がゆがんで開いてしまうと
骨盤が支えていた内臓が行き場をなくし、下に移動します。
内臓が下がればお腹が出たり、お尻が大きくなったりと太る原因に。
猫背は背中が丸まって骨盤が後ろに傾き、
反り腰だと骨盤が前に傾きやすくなります。
骨盤がゆがむと、年齢や体重とは関係なくお腹がポコッと出やすいので、
心当たりがある人は注意しましょう。
肩甲骨が開いている
姿勢が悪く猫背になると、肩甲骨にも影響を及ぼします。
背中が丸くなって肩甲骨が開き、
筋肉がゆるんだまま硬くなります。
すると代謝が悪くなって脂肪がつきやすい上、
背中が大きく見えて「太っている」と思われやすいので注意が必要です。
筋肉を使っていない
姿勢を正しくすると、肩や背中、お腹の筋肉を使っているように感じませんか？
正しい姿勢をキープすれば筋肉のエネルギー消費量が増え、
痩せやすくなります。
姿勢が悪いと使わない筋肉が増え、
代謝の悪化にもつながってしまいます。
姿勢の良し悪しで日々の代謝に差が生じるため、意識して改善しましょう。
ダイエットで姿勢を正す方法
姿勢を正せば、筋肉のエネルギー消費量や代謝がアップし、
痩せやすい体に近づきます。
姿勢で見た目の印象も変わるため、
この機会に正しい姿勢を身につけましょう。
姿勢セルフチェック
「姿勢が悪いのかわからない」という人は
以下の方法でチェックしてみてください。
- 壁からかかとを2cm離して立つ
- 頭・背中・お尻を壁につける
後頭部と背中、お尻が壁に軽く触れ、
壁と腰の間に手のひら1枚が入れば理想的な姿勢です。
- 壁に頭がつかない
- 肩も背中もつかない
このどちらかに当てはまれば、猫背でお腹がポッコリ出やすいタイプ。
便秘で太りやすい人もこのタイプです。
・壁にお尻がつかない
・壁と腰の間にこぶしが1つ入る
こういった人は反り腰タイプ。
お腹が出やすく、腰痛にも要注意です。
正しい立ち方
以下は正しい立ち方のポイントです。
- かかとをつける
- つま先の間はこぶし1つ分開く
- 目線は普段の2cm上
- 頭はかかとの延長線上にのせる
- お尻はキュッと引き締める
耳から肩、くるぶしまで一直線になるのが理想的です。
わかりにくい人は、先ほどのセルフチェックを参考にしてみてください。
後頭部と背中、お尻を壁につけ、手のひら1つ入るように立てば
正しい姿勢です。
正しい座り方
椅子に座る際、背中は軽く背もたれにつけ、
お尻は椅子の奥まで移動させます。
以下は姿勢が崩れ、ダイエットの失敗につながるため避けましょう。
- 足を椅子の内側に入れて座る
- 膝を開いて座る
また、デスクワーク中に姿勢が悪いと、
姿勢が悪い状態で長時間も過ごしてしまいます。
椅子に座ってパソコンを使うときは、次の点を意識しましょう。
- 椅子に深く座る
- 太ももと床は平行にする
- 足は床につける
- 目線の高さはモニターとほぼ同じ
- ひじやひざは約90度
足が床につかない場合は椅子の高さを調整したり、
足元に台などを置いたりするのがおすすめです。
正しい歩き方
「何時間もウォーキングしているのに痩せない…」という人は
歩く姿勢が原因かもしれません。
姿勢が悪いままウォーキングを続けても、
さほど消費カロリーは増えず、ダイエット効果を得られないでしょう。
歩く前に、まずは正しく立つことが大切です。
正しい姿勢で立ったら、前足はかかとから着地します。
後ろ足は親指で地面を蹴った後、ひざを伸ばすのがポイントです。
また、以下も意識して歩きましょう。
- 背筋を伸ばす
- 目線は数ｍ先にまっすぐ向ける
- ヘソは正面に向け、地面と水平に
- 腕は自然に振る
男性はガニ股、女性は内股で歩かないように注意してください。
ウォーキングでダイエット効果を高めたい場合は、
ひじを90度に曲げて力強く振って歩きましょう。
なるべく大股で早歩きすると、さらに効果がアップします。
日常生活で気をつけること
正しい姿勢で過ごして「痩せた！」と実感するまで、
期間には個人差があります。
姿勢改善ダイエットで効果を得るためには、日々の心がけが重要です。
以下は姿勢が悪くなる生活習慣なので、当てはまる方は今後避けましょう。
- 片方の肩でバッグを持たない
- 足を組んで座らない
- 片足に重心をかけない
- スマホを前かがみで見ない
- 寝転んでスマホやテレビを見ない
おすすめの姿勢改善グッズ
悪い姿勢が長年クセになっている人は、
改善するのがなかなか難しいでしょう。
「気がつくと猫背になっている」
「悪い姿勢の方がラクで、つい怠けてしまう」
そんな人におすすめの姿勢改善グッズを紹介します。
アルファックス お医者さんのがっちり背すじベルト
日本整形外科学会と整形外科専門医が共同開発した、姿勢矯正ベルト。
ベルトを装着すると肩甲骨が押さ出され、背筋が自然に伸びます。
骨盤周りはファスナーで調整可能。
背中から腰まで一気に伸び、骨盤はしっかり支えてくれます。
服の下に着ても目立たないため、
外出時やオフィス勤めにもおすすめ。
メッシュ素材で通気性が良く、1年中使えます。
ウエストは95cmまで対応し、男女兼用です。
Backjoy メディアコアリリーフ
深く座って使う、姿勢矯正クッションです。
骨盤と背骨が自然と良い位置に留まり、
正しい座り方を長期間保ちます。
椅子でも床でも使えるので、
座るとつい姿勢が崩れてしまう人にピッタリ。
高温に強いため、車の座席にも置けます。
シンプルなデザインで、デスクワークにもおすすめのクッションです。
Dream 背筋がGUUUN 美姿勢座椅子
変わった形状の座椅子で、背中のクッションは90度に曲がります。
2ヶ所のリクライニングは14段階の調節ができ、
メッシュ素材とソフトボア素材の2種類から選択可能。
背もたれを倒すと、腰や背中を伸ばすストレッチも行えます。
背もたれを抱っこするような姿勢で座っても、正しい姿勢をキープ。
座面はお尻がすっぽりと入り、骨盤周りを支えます。
まとめ
正しい姿勢を長時間保つのは、慣れていない人にとって
難しく感じるかもしれません。
しかし、どんなダイエットでも継続が大切です。
また、猫背や反り腰はあまり見た目が良くありませんよね。
正しい姿勢で過ごすと、周りからの印象も変わります。
姿勢改善は40代からでも遅くないので、
日頃から正しい姿勢を心がけ、少しずつ理想の体型に近づけましょう。
<参考文献>
食べる量は同じなのに太る理由（日本姿勢予防医学協会）
姿勢が良いとダイエット効果もあるというのは本当ですか？（オムロン）
きれいな姿勢で颯爽と歩く（全国健康保険協会）
腰痛や太る原因にも！【猫背チェック】知っておきたい4タイプ（LIVING仙台）
パソコンを使うときの正しい姿勢（LAVIE）
「正しい歩き方」をトレーナーが伝授。姿勢矯正で、男の体は見違えるほどシマる（OCEANS）
基本的な姿勢と歩き方を見直そう「間違った歩き方」「正しい歩き方」とは？（ベネッセの介護相談室）
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